三朝温泉循環型プラント 取組の概要
1. 社会的背景
* 観光と環境の共生(温泉地のイメージアップ、経営意識の改革)
* 食品リサイクル法の施行(食品廃棄物のリサイクル促進、義務化)「資源ゴミ」はリサイクル化されますが、「処理ゴミ」は大半が焼却処理されており 莫大な費用を要しているほか、環境保全(地球温暖化防止、ダイオキシンなど)の 観点からも大きな課題となっています。一方食品リサイクル法で、食品廃棄物の減 量化と再生利用が、関係事業者へ義務化されるようになりました。
2. 取組内容
* 三朝温泉観光協会は、平成20年4月から「循環型のまちづくり」モデル事業として、「生ゴミのたい肥化」と「廃食油のバイオディーゼル燃料精製」を開始しました。
<生ゴミのたい肥化>
観光協会職員が水曜日以外の毎日、三朝温泉の20旅館と三朝町調理センターの生ゴミを専用容器で収集、処理プラントに投入し、微生物醗酵で焼く2週間後にたい肥(有機肥料)ができあがります。1ヶ月に約33,700g収集する生ゴミから、約10%〜 15%(3,370g〜5,000g)のたい肥が製造されます。これまでに出来たたい肥は、 JA関係の三朝おひさま市の会員に、農作物の育成状況を観察するモニター調査として無料提供しており、その結果により町内の農家に有料販売する見込みです
<廃食油のバイオディーゼル燃料(BDF)精製>
観光協会は天ぷら油の廃食油を、三朝温泉の旅館、飲食店、ショッピング店や温泉街の集落、病院、調理センター、保育園、ゴルフ場など34施設からポリ容器で収集、7時間かけてBDFに精製します。1ヶ月に約1,300gの廃食油から約1,200gの BDFを精製、軽油の代替燃料として旅館のマイクロバス、商店や生ゴミ収集トラック、町の公用車など8台に使用されています。